残業なんて嫌!誰しもが思うことと思います。
私も嫌で嫌で仕方ありませんでした。
でも、そう思っていても結局残業している自分がいるんです。
嫌とわかっているのにしてしまう・・このことについて気づいたことがあったんです。
3社で経験した残業について思うこと
私はこれまで社会人として4社経験しましたが、うち3社(1,2,4社目)ではヘビーな残業をしていました。
1社目と2社目では残業は当たり前、な暗黙のルールがあったんです。
そして4社目のシステム会社に関しては、技術者として入ったのですが未経験での入社だったので、やることが大量&自分の目の前の仕事でいっぱいいっぱいで当然残業コースとなるのは覚悟していたんです。
なので自分の未熟さが故って感じな気がしたので、残業残業と嘆く以前の問題ではありました。
が!想像以上に過酷でした。月4日しか休んでなかったし。
3社目はまさかのノー残業。快適仕事ライフだった
唯一残業がなかったのが3社目の会社。
アフター6をたくさん経験することができ最高でした。本当に。
業務的には、日中いろんなとこに商談行かなくちゃいけないから疲れましたけど、
動きまわるのは苦でないし残業しないためにというモチベーションがあったので
時間と競争している感が楽しかったです。
会社としても残業には反対で、同僚も、お子さんがいる家庭だったりもして
定時過ぎたら即帰る人たちばかりでした。
残業している人はほんの一握りしかいない、そんな環境だったんですね。
うん、環境がよかった。
残業ないってこんな嬉しいことなんだ。と初めて知れた会社であり、ありがたく感じてました。
4社目は毎日の退勤時間が22時過ぎでした
上述しましたが、4社目の会社は残業残業残業の連続でした。
未経験として入社させてもらい、最初は必死に仕事を覚えようとしてたので馬力もやる気もMAXだったのですが入社半年後、残業・休日出勤するようになっていました。
人間関係に関しては今まで経験した職場の中で1番。素敵な人たちばかりだったんですけど。
でも、経験者である程度仕事ができる人は残業(終電や泊まっている人も)だったり
繁忙期は休日出勤(ひどいときは土日も)してる人もそこそこいて、経験者は残業があたりまえな環境でした。
みんなストイックだったしなぁ・・・。
新人さんは新人の特権で定時で帰れたんですけど、やがてそれもなくなっていく。
私の場合、仕事は残念ながら全然できなかったんだけど、勤続年数が増えていくと「そろそろできるでしょ?」枠に入っていくらしく、そこそこ重い仕事まかされるようになるんです。
残業しないと仕事が全然終わらなくて、いつしか定時が21時と化してました。
残業だけじゃ終わらなくて、休日出勤もしていました。
「今週は土日どっち出ようかな・・」と当たり前のように考えるようになっていました。
決して職場の誰かに「残業しろよ」と言われたわけではありません。すべて自分の意思でそうしていました。残業しないと終わらないんですもの。
休日出勤しないと追いつかない、スケジュールに遅れてしまうから。逆に終わりませんでした、なんて上司に言う方がストレスだったんです。
当時の私の21時以降の脳内はエンドレスで
「終わらない終わらない終わらない終わらない終わらない終わらない終わらない終わらない終わらない終わらない終わらない終わらない終わらない終わらない終わらない終わらない終わらない終わらない終わらない終わらない終わらない終わらない終わらない終わらない」
この感覚が過労へのスタートラインなのかなって思いました。
残業せざるを得ないほどの仕事をしていることに違和感を覚えるべきでしたが、
当時は「みんなも同じ道通ってきてるんだから私も頑張るしかない!」と言い聞かせて当たり前のように残業してました。
「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ」的な?
見渡せば私のように残業している人もいるんだし、、私もがんばらねばと思っていました。評価も期待していたしね。
結局、職場に残業している人が多ければ、自分も残業をするようになる
これです!これが「残業しないと決めている人が結局残業してしまう」1番の理由。
いま思うと、もし残業をしない環境なら
あたりまえのように1人ひとりの作業時間にある程度ゆとりをもたせた(残業ガツガツしない程度に)業務を課せられます。
私が残業を経験した会社ではそれがなされていなかったし、個々が背負っている業務量があきらか定時で終わるようなもんじゃなかった。
もちろん自分の未熟さが故ってのは痛いくらい分かってました。
これは単純に1人の負担がでかい!ってだけの問題じゃなくて、それをあたりまえのようにしてきた職場の環境が問題だなって。
だから結局職場で残業する人が増える。そう感じました。
もし仮にそれが残業しない環境で、いつも自分ばっかり残業をするはめになっているのなら
堂々と「なんで自分だけ!」とか言えます。
(自分がよっぽど仕事ができないというのは別として)
でもまわりがあたりまえのように残業してたらそんなこと安易に言えないし、それを受け入れてしまうようになるんじゃなかろーか。あくまで私の経験ベースですが。
最初は「残業なんてしない!極力帰る!」と自分に誓っていても、結局職場が残業な環境であれば、人間は環境に影響され、残業をするようになるんですよね、と。
残業してまでも得たいものがあるって人は会社にいるべきだと思いますけど。
あ、あと自分の芯を貫ける人なら別かもだけど。
まとめ
残業が嫌と思っても結局残業してしまう理由は、残業な職場環境だからって思いました。
その環境が変わらない限り、残業が嫌と思っていても結局残業する波に流されてしまうだな〜と思いました。
自分が実際に経験して、人間ってほんと環境に左右されるんだなって。
悲しい現実。