私が体験した高校の時に始めたバイトの話についてお話しします。
バイト初日で「こんなに覚えることが多いなんて私絶対無理!もう無理!今すぐ逃げたい!」と感じ、なんと人前で大号泣してしまったんです。
しかも店長の目の前で。最悪
正直、もう初日で辞めようと思ったんです。
でもなんと結局3年近く働きました。
なぜそうなったのか、私のお恥ずかしいこの体験談についてお話しさせていただきます。
高校生の時レストランでバイトをはじめました
接客業したい欲求にメラメラ燃えていた高校生のころ、当時温泉のレストランでバイトしていました。
ですがもっと厳しめなレストランとかで謎にさらに鍛えられたいと思うようになり、某レストランで働き始めたんですね。
チェーン店だからきっと接客はしっかりとしたものが学べる!と思ったし時給もそこそこよかったのでそのお店に決めました。
接客経験あるから多少きびしくてもイケるだろうと思っていたんです。
同時に、自分に自信をもっと身につけたかったし。
私ならきっとやれる!とすごく強気に思っていました。
バイト初日、店長の前で泣いた大失態
そしてバイト初日。気分るんるんで勤務がスタートしました。
店長がその日つきっきりで、全体の業務を教えてくれました。
全体像を把握しましょうね〜的な。
来店時のお出迎え、注文取り、料理運び、お会計、片付け等々一通りをおしえてもらったわけですが想像していたのと全然違って
え、こんなに覚えることあんの?これやってる間にこの仕事?え!え!やばいやばいやばい頭がまわらない、このメニューの量絶対覚えられない
本気で「無理かも」と怖気づき、そして最後に店長にお店のグランドメニューをポイっと渡され、
「これ、なるべく早めにメニュー覚えてきてねっ!」
と言われた瞬間スイッチが入り、ドバアアアアーーーーっと泣いてしまったんですね。
店長「あ・・ごめんね。詰め込みすぎちゃったかな、今日たまたま自分が空いてたから1日でおしえちゃうおうと思ったんだけど、ごめんね」
まさか自分のキャパがこんなにも小さいなんて思ってもいませんでした。
店長「今日はもうあがっていいよ。続きは次来たときにやろう。」
そして予定時間よりも早めにあがらせてもらうことになりました。
泣きながら控え室に。そして救世主に出会う。
控え室に戻り意気消沈となって休んでいると、休憩でキッチン担当のおばちゃんがやってきました。
そしてそのおばちゃんは真っ赤な目をした私を見て声をかけてくれたんですね。
「みんな、初めはそうなのよ。」
そして続けて
「いろんな子見てきたけど、最初は泣いちゃう子いるのよ。みーーーんな最初はそんなもんなんだから大丈夫よ大丈夫」
とタバコを吸いながら、笑いながら優しい眼差しで言ってくれたのです。
今こうやって書いていると、何の変哲もない世間話って感じですが、
当時、この瞬間の私にはめちゃくちゃ心に突き刺さったんです。
なんせもう、ぶっちゃけこの場で「やっぱ辞めます」とか言おうか考えていましたから。
私、自分ってなんでこんなキャパ小さいのだろう、みんなはそんなことないんだろうな、って思って情けなくてしょうがなかったんですけど、そのおばちゃんのこの言葉にすごく救われたんです。
そのおばちゃんの言葉で辞めることを回避
かなり単純に聞こえますが、このおばちゃんの言葉に私は救われたんです。
当時の私は「ここで働いている人はきっともっと優秀な人たちなんだろうな」と思って余計に落ち込んでしまっていたんです。
なのでおばちゃんに「みんな最初はそうだったのよ」って言われたのが本当に本当に嬉しかったんです。
そしてその後も何度も何度も心が折れかけたし(多分折れていた)泣きまくったけど、そのあともその言葉を支えになんとか続けることができました。
たぶん、というか絶対あのおばちゃんがいなかったら私は辞めていたと思う。
おかげであの日から約3年ほど働くことができたのでした。
3年近くやっていると時間帯の責任者にもなることができて、我ながら、あのメンタル豆腐が、ここまでよくやったと思う
そしてこの経験が自分への自信につながったのは言うまでもありません。
まとめ
バイトの初日に店長の前で鼻水が出るほど大号泣したにも関わらず、その後3年近く働けたのは紛れもなくあのおばちゃんの言葉があったからです。
私はたまたまそのおばちゃんに会い、そしてたまたまその言葉が私の心に突き刺さったからで、誰にも特にもならない体験談なのですが。
言葉の影響力は自分が思っている以上にもんのすごい力があるのかもしれないと思ったのでした。
関連:濃い体験多め。私のバイトの体験談のページはこちら
大学時代はバイトに明け暮れていたので、たくさんの仕事を掛け持ちしてきました。
そんな中で体験したあんなことやこんなこと、このブログでいっぱい書いたので、ぜひ見てやってください。