私が以前働いていた某IT企業では、精神的におかしくなってしまった人や休みが続く人が続出したことが何度もありました。
彼らを見て、人の精神についてすごく考えさせられたのでそのことについてお話ししたいと思います。
(思い出話みたいな話です。こういうこともあるあるんだよって感じで)
人の精神は想像以上にもろく、簡単に壊れてしまうんだなと思った
体験談ごとにお話ししますね。
とあるベテラン新入社員の話
誰しもが、めちゃめちゃ辛い経験したら精神的にまいってしまいますよね。
人によっては肉体的にも影響がでて病気になってしまうことすらあります。
以前私が働いていた職場では、頻繁に採用をしていて毎週のように新入社員が入ってきていました。
その中で、とくに期待されたベテランの新入社員さんがいたんですね。
社内では「彼女に大事なタスクを任せてみないか?」という話がもちあがっていたのを覚えています。
そして入社後数週間、彼女にどんどん仕事を任すようになっていったんです。
最初はやる気満々で仕事をしていた彼女でしたが、次第に疲れが表れるように。
残業も続くようになり、はたで見ているこちらも「え・・・なんかやばそう」と心配になるほどでした。
そしてついに彼女は病院で点滴を打つほど体調不良になり、仕事も休みがちになってしまいました。
休むといっても1日や2日でなく、1週間続いてしまうようになったんです。
久しぶりに出社しても表情は曇っていて、そしてやがて退職となりました。
一部始終を見ていたこちらは「ああ、そうなるよね」って感じだったんですけど、聞いた話によると嘔吐をしてしまうほどだったようです。
彼女が働いた期間は3ヶ月ほどでした。
とある未経験社員の話
業界未経験で入社してきた彼は、真面目そうでとても人当たりのいい好青年。
始めての業界で最初は戸惑うこともあったようですが、仕事を楽しんでいるようにも見えました。
ただプライベートが大変っていう話を聞くようになって、だんだん元気がなくなっていったんです。
話を聞くと「家庭の事情」とのこと。サラっと聞いただけでも深刻そうな状況でした。
「そら元気なくなるよね・・」そう思わざるを得ない話だったんです。
そして仕事も休みがちになり、精神疾患を患い休職という流れに。
あんなに元気だったのに、この短期間でこんなに変わってしまうなんて、みている私たちも驚いてしまいました。
彼が働いた期間は、休職期間含め1年ほどでした。
最後に
なにも仕事に限ってのことではないのですが、人の心はとてももろく、いろいろなきっかけで崩れてしまいますよね。
自分は大丈夫と思っても、実際にいろんな状況に追い込まれたらどうなるかわかりません。
「仕事の業務が多すぎて」「プライベートが悲惨すぎて」いろいろな理由があるでしょうが、心はとても大事だなって精神面で疲れ切った人を間近で見てきて、そう思ったのでした。
そんな、思い出話です。