今回は大学時代の就活についてお話ししたいと思います。
私は新卒の就活時、50社受けて落ちた経験があります。
ここで話したいことは、50社も落ちたんだよって変な自慢をしたいわけではなく、これだけ就活に取り組んでも、結局半年足らずで辞めた経緯についてです。
でもちょっと言い訳させて!
就職氷河期だったんよ・・・・(ドヤ)
実録。本気で戦った就活だけど50社落ちました
はい。50社受けて本当に落ちました。
どんだけ落ちるんだよって話・・・
ここで言う50社というのは履歴書送って落ちた数+面接行って落ちた数です。書類選考も加えた数です。
面接自体は30社くらいだったかと思います。
この期間は濃かったです。なぜなら、恥ずかしい思い出ばっっかりだったから。
赤っ恥なんて当たり前で、落ちるたび「私って社会から必要とされていないんだ」という気持ちで心がポッキポキ折れまくる日々。私の能力の問題、表現の問題も大きかったけど。
次第にこんなこと思うようになりました。
「私って、相当だめ人間なのね」と。
でも、そんなネガティブに思いつつも当時は何がなんでも就活をがんばりたかったんですよね。待ちに待った社会人デビューを新卒で成し遂げたかったのです。はは。
田舎から東京で面接。交通費のため貯金すべて使い果たす
田舎から都内に面接に言っていたもんで(絶対に東京で就職したいと思っていたので)トータルで交通費や食費で70万近くの金が消えました・・・。
まじで資金が底をつき、単発バイトめっちゃやってました。
まぁ覚悟していたのですが、これだけのお金があったら何カ国か旅行に行けた気がします。
お金が減っていくたびに、「やばい・・貯金を使い果たす前に内定取らないと」と焦っていましたね。
ついに1社内定もらい駅のホームで発狂した。
そんな落ちまくり就活ライフもついに終わりがやってきて、ついに、1社から内定をもらったんです。
内定の電話がかかってきた時ちょうど駅のホームにいたんですね。
着信があり、画面を見ると見覚えのある番号が。
「この下4桁・・もしかして!!」
電話に出ると、最終面接を受けたばかりの会社の採用担当者から第一声
おめでとうございます。
内定の電話でした。
大パニックで、半泣きで大声でありがとうございますを連呼し駅のホームで何度も電話しながら頭をぺこぺこして顔は嬉しさのあまりニヤニヤしていました。
この時は本当に嬉しかったんですね。この時はね。
でも、結局入社後5ヶ月で辞めることを決意
はい。
辞めました。
あれだけ苦労して勝ち取った内定・・5ヶ月で手放しました。
理由はシンプルでして労働時間に耐えられなかったからです。
7時半出社~残業で22時とか23時、24時とか終電コース。
これを普通にこなしている社会人は多いですが私には無理でした。
残業代も”みなし残業”として支給されませんでしたし。
無理、私には絶対無理。
やめた理由とは関係ないですが、社会人になって初の大寝坊して鬼部長の前で大号泣したこともありました。
今は存在しないかもですが、名刺獲得キャンペーンんなんてのもありました。
しかもね、中小企業だとは思うのですが、役員やら役職やらいろんな存在がありまして、「辞めよう!」と決意してからもそこそこ時間がかかりました。
こんなん人生初めての経験で、本当に精神削れました。
だって辞めるまでに7人の上司に相談するはめになったんですもの。
苦労してゲットした内定。「もったいない・・」で辞めるまでめっちゃ悩んだ
当時はいつもこんなこと考えてました。
「あんな苦労してやっと内定ゲットして、辞めるなんてもったいないかな..」
「短期間で辞めたら次の転職にひびく…新卒って特権を捨てることに….辞めるなんてもったいないかな..」
などなど。
たった5ヶ月しか働いていないんですもん。
すぐに辞めようとしてる自分に、ほんとにそれでいいのか何度も問いかけてました。
ものすごく悩みましたが、結局辞めました。
いくら考えてももう絶対無理だった!!
そういえば、入社前の合宿時から怪しい雰囲気は出ていたのだけど。。。
まあ、結果論ですけど、私はやめてよかったと思っているんです。
友達からは辞めるの早すぎ!なんて言われたり、結構上のおじさまたちからは、忍耐力がないとか、転職を繰り返すようになるぞ!と何度も言われました。(転職相談の相手ミスったとも言える)
いろいろ思うことはありますが、彼らの言いたいことはすごくわかります。私も同じ様なこと思いましたから。
でも私が今「あの時辞めてよかった」って思うのはちゃんと理由があって、結局そのあと転職した会社では長期で働くことができたからです。
私、新規開拓向いていなかったんですよ。このブラック企業にいるときはあまり気づいていなかったけど。
次の会社でなんと、ルート営業で3年近く働けちゃいました。
「転職を繰り返さないか不安」は、無事その後の経験で払拭されたように思っています。というか転職を繰り返すのは全然悪いことじゃない。
更に、その後も転職をしましたが、転職する毎にいろんなつながりができたり、超バカやったりできる仲間ができたり、転職したことで得ることができた経験はとても楽しいものでした。
1社に属していたら絶対に会えなかったような人たちとも会えたし。
それに、私は1つの組織に長く居続けられない人間だということもよーくわかりました。
何が言いたいのかというと
せっかく内定もらった会社を、「もったいない」という気持ちだけで辞められない人(苦労した分余計)世の中にめちゃくちゃ多いと思うけど、自分の感情や感覚、考え方って結局自分しかわからないし、辛すぎるんだったら、辞めていいんじゃない?ってこと。
重要なのは、気分で辞めるとかじゃなくて、あなたが今辛い思いして耐えながら続け虚しさを感じながら続ける仕事であればってこと。
そこまで心身を削って何の意味があります?時間の無駄じゃないですか。って私は思ってた当時。
辛くても乗り越えたい!やりたいことがある!なら続けるべきですけどね。
まとめ
あたりまえですが仕事には辛いことも多々あります。それはある程度は乗り越えるべきだと思います。
私が言いたいのは、辛いにもレベルがあるから、ただただ辛い辛い辛いだけ、しんどいだけで働くのって意味がないと思っていて、もし他にやりたい仕事があるならなおさら辞めて挑戦すべきだと思っています。
ただし準備は必要ですが。
そんなとき「せっかく苦労してゲットした内定」ってだけで辞めずにいるのであれば、そこはそんなしがみつかなくていいんじゃないの?と私は思うんですよね。
以上、50社落ちて1社内定もらって5ヶ月で辞めた私が思うことでした〜。
関連:転職に関することはこちらのページにたっぷりまとめました
転職をしてきた体験談など、こちらにいくつかページを貼っておきますね。(自慢できる体験ではないですが)